歳とともに、なぜか増えていきがちなのが「体重」です。「ダイエットを真剣に考えたことがある!」という方も多いのではないでしょうか。
年齢を重ねると筋肉が減りやすくなる一方、脂肪は蓄積されやすくなります。それは、身体の持つ基礎代謝や消化吸収の力、ホルモンバランスなどが変化していくから。生活は変わらないのに太りやすくなったとしたら、その辺に原因があるのかもしれません。
そのまま余分な脂肪をため込みすぎると・・・?
「肥満」という不名誉なレッテルを貼られてしまうだけではありません。肥満は長引くほどに生活習慣病などのリスクを高め、いいことは一つもないのです。
「今の自分にダイエットは必要か? 必要ないか?」
・・・なぁんて考えてダイエットを引きのばしている方のために、一つの目安として「BMI」をご紹介しましょう。
BMI(Body Mass Index:体格指数)は身長と体重から算出される肥満度の国際的な指標で、以下の計算で求められます。BMI値18.5以上25未満が「普通体重」で健康リスクが低く、数値が上がるほど肥満度が上がります。
BMI=体重(kg)/身長(m)2
あなたのBMI値は、次のサイト*でも簡単に知ることができます。数値によって肥満かどうかを判定する「肥満度分類」も出ていますので、ぜひ一度ご覧ください。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/bmi_check.html
自分の「肥満度」を把握したら、必要に応じてダイエットを始めましょう。
ただし、無理な食生活や負荷の高いトレーニングにやみくもに取り組むのは失敗のもと! ダイエットも行き過ぎると、痩せ過ぎを招くなど却って危険です。
おすすめは、日々の暮らしの中で無理なくできる“簡単ダイエット”。
例えば、ご飯の量をひと口減らす、週3回の揚げ物を1~2回にする、いつものエレベーターをやめて階段を上るなど、気軽にできることを見つけてください。そしてぜひ、続けてください。
プレシニアのダイエットはゆっくりでいいんです。ゆっくりで。
(脚注)
*出典:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト「e-ヘルスネット」