食べ物の好き嫌いや食べる量、間食や飲酒の習慣など、長い時間を経てできあがった食生活。まだまだ若い頃と同じ調子で好きなだけ飲んだり食べたりしたいところですが、プレシニアになったら、ぜひ一度立ち止まって、自分の食習慣・生活習慣を見直してみましょう。
なぜなら、この頃にヒトの体は大きく変化するからです。例えば、こんなことが――
基礎代謝量とは、内臓を動かしたり体温を保つなど、生命維持に最低限必要なエネルギー量のこと。基礎代謝量が低下するとエネルギーが余りやすくなり、余ったエネルギーは体脂肪となって蓄積されます。
食事、運動、睡眠、喫煙、飲酒など、これまで積み重ねてきた生活習慣の影響が体に現れやすくなるのが、プレシニア世代。糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病を発症するリスクも高まります。例えばある調査では、糖尿病が強く疑われる人の割合は、40代、50代、60代と、年代とともに増加するという結果が示されています。
「プレシニアになったら、なんだか太り始めたな」
「健康診断で引っかかることが増えたな」
あなたもそんなこと、ありませんか?
放っておくと、シニア時代にその“ツケ”が回ってこないとも限りません。
プレシニアの今から、次のようなことを意識してみましょう。
◆暴飲暴食や偏食を避け、適度な運動を。
◆規則正しい生活習慣を。
◆定期的な健康診断で病気の早期発見・治療を。
さあ、まずは食生活の見直しから始めてみましょう!