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社会参加の大切さ
2024.11.13
60代人間関係

仕事を引退すると生活は大きく変わります。特に、長いこと会社勤めをした後、定年を迎えた多くの方が、人間関係において劇的な変化を体験するようです。

会社に所属している時は職場の同僚や取引先など、知った人々との接点があります。「仕事」という大事な共通テーマがあるので、会話の相手や話題に困ることもないでしょう。ところが一旦仕事を辞めると、会社とは物理的にも心理的にも距離が生まれ、そこはもう「自分の居場所」ではなくなってしまうのです。

さて、そうなってから周りを見回してみると、住み慣れているはずの自分の町なのに仲間がおらず、実は「自分の居場所」が築けていなかったことに気づく人が多いようです。

会社勤めをしていた頃と大きく違うのは、自分から積極的に求めない限り社会との接点が作りにくいという点です。でも、焦る必要はありません。新しい仲間作りは、いつからでも始められます。自分一人では難しければ、以下のような地元のコミュニティの活動に参加するのも一つの手です

◆町内会・自治会活動

自分達の住む町をより安心・安全で暮らしやすくするための様々な活動を行っています。地元の道路や公園などの清掃活動、登下校時の子どもの見守り、子ども会や高齢者の会、防災訓練、祭りの開催など、興味のあるものから参加してみるとよいでしょう。

◆社会福祉協議会の活動・情報収集

地域住民や福祉団体・事業者などで構成され、地域の活動の仕組み作りやボランティア活動の支援、福祉サービスの提供など、様々な場面で福祉増進のための活動を行っています。地元のボランティア活動の情報も教えてもらえます。

一歩外に出て社会参加することは、心身の健康維持・増進にも役立ちます。また、社会に貢献することで「やり甲斐」も見つかるかもしれません。地域の広報誌なども上手に利用して仲間を見つけ、「自分の居場所」を作りましょう。

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